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未来予報

おすすめの映画や自然、猫について綴っていきたいと思います。

『ロゼッタ』(1999年 ベルギー)

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これほど絶望的になる映画はないのでは、と思ってしまうほどキツい映画だった。ヨーロッパは階級社会である。これは中世からずっと続いており、その階級社会から逃れようとアメリカに渡った歴史がある。ヨーロッパにいてはいつまでも豊かになれないし、幸せもつかめいのだ。だから西へ西へ逃れてアメリカ大陸につき、更に西へ西へ向かった。ヨーロッパの暗い呪縛から一番離れた場所が太陽の国、ロサンゼルスだったのだ。この地ではもう誰も邪魔する者はいない、自由なのだ。ダルデンヌ兄弟はこうした底辺で暮らす人々を主体にずっと映画を撮り続けている。こういう作風がダメな人もいるだろう。観ていてため息がこぼれる。映画館を出た後も気分が乗らない。よく日本はまだまだ差別が残るというが、ヨーロッパのそれと比べると断然少ない。この日本は頑張ればある程度の職業につける。でも未だに階級社会が根強く残るヨーロッパではいくら努力しても手に入れることができない地位や職業がある。言い方は悪いが貧乏人や低い身分の者はいつも蹴飛ばされてばかりだ。そんな社会で生きているとやはりこの映画のロゼッタのように卑屈な心になってしまう。何かを手に入れるために人を陥れることも平気だ。でも裏切られ、捨てられ、絶望し、自殺を試みる。が、自殺すらできないという苦しみがある(あの場面は本当に悲しい。いっそのこと死なせてあげたい)最初から最後までずっと心が捻られたままだ。

 

 

ロゼッタ [DVD]

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ウイキペディアより引用

 Rosetta
監督        リュック・ダルデンヌ
ジャン=ピエール・ダルデンヌ
脚本        リュック・ダルデンヌ
ジャン=ピエール・ダルデンヌ
製作        リュック・ダルデンヌ
ジャン=ピエール・ダルデンヌ
ローラン・ペタン
マイケル・パティン
音楽        ジャン=ピエール・コッコ
撮影        アラン・マルクーン
編集        マリー=エレーヌ・ドーゾ
エミリー・ドゥケンヌ
ファブリッツィオ・ロンギーヌ
イェルノー
オリヴィエ・グルメ
製作会社                ARP Sélection
Canal+
配給        ビターズ・エンド
公開        フランス 1999年5月23日(第52回カンヌ国際映画祭)
ベルギー 1999年9月22日
フランス 1999年9月29日
日本   2000年4月8日
上映時間                93分
製作国    ベルギー
    フランス
言語        フランス語

 

 

 

 

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