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未来予報

おすすめの映画や自然、猫について綴っていきたいと思います。

『僕を葬る』(2005年 フランス)

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 もし余命3ヶ月と宣告されたら人はどう生きるだろうか。死の到来を受容する瞬間はどんな心境になるのだろうか。私は幼い頃から死について考えることが多かった。私の育った家の近くに病院があり、私たちの遊び場の一つだった。悪ふざけして院内でかくれんぼをしたり、屋上で凧揚げなどもした。ホルマリン漬けされた内臓物の標本も院内に展示されていてよく見た。家族以外で初めて見た死人も病院であった。エレベーターが開いて運ばれてくる死体の腕が不意に私の手に当たった時に、いずれ自分も死ぬのだろうと認識した。更に近くの鉄道で飛び込み自殺があった。衝撃的だった。夏休み前だったと思う。集団下校で帰る踏切に警察や救急車が止まっていて、遠くであるが担架に乗せられた死体の足だけが覗いていた。友だちは笑っていたが私はギョッとした。以後、毎年夏になるとその踏切から発せられる匂いが死臭のように感じた。死が恐怖としてつきまとっていた。しかしいつの頃か、死を否定的ではなく肯定的に考えるようになった。それは後日書きたい。さて、映画は、人は余命を宣告されてどのように生きるかを考えさせられる。友人、恋人、家族、それまで関わった人と過ごすのか、それともこれから会う事のない人のために生きるか、などなど。最後に主人公は柔らかい太陽の光に照らされ横たわり笑っている。これが彼の人生だったんだなあと思うとこちらも幸せに思えてくる。死は決して悲劇ではないのだ。

 

ウイキペディアより引用
Le Temps qui reste
監督        フランソワ・オゾン
脚本        フランソワ・オゾン
製作        オリヴィエ・デルボスク
マルク・ミソニエ
出演者    メルヴィル・プポー
ジャンヌ・モロー
撮影        ジャンヌ・ラポワリー
編集        モニカ・コールマン
製作会社                フィデリテ
フランス2シネマ
スタジオカナル
配給        
日本 ギャガ
公開       フランス 2005年11月30日
    日本   2006年4月22日
上映時間                81分
製作国     フランス
言語        フランス語
製作費    €5,000,000

 

ぼくを葬る [DVD]

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