未来予報

おすすめの映画や自然、猫について綴っていきたいと思います。

フクジュソウ

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人間の推測など自然の前では何の意味もないことを改めて痛感することがある。冬が始まる前「今年は暖冬になるだろう」と予想されたが結局は普通の冬であった。人間はよく「今日は良い天気」という言葉を使う。これは太陽が出ている晴天を指すのだが、自然から見れば雨だろうが、雪だろうが良いも悪いも無い。砂漠のようなところの生物にとっては雨が良い天気かもしれない。もっと大きな自然の循環(時に人は神の意志だというが、その真意はわからない)で動いているから大きな御世話だ。私は写真を撮る時、天候はいつ変わるかわからないという気持ちを持って挑んでいる。これは自然への畏怖を感じるとともに天候が変わった時の自然の美しさの変化に魅力を見い出したいからだ。実際、寒い季節が続いているが木立には春の足音が確実に聞こえる。代表的な花がフクジュソウである。一見、タンポポではないかと見間違える。土中から力強く飛び出すように黄金色に輝いている。開花時の大きさは3センチくらい。この花は太陽がとても好きだと言える。いつも太陽の方を向いているからだ。曇った日や気温が低い日は大きく開かない。そんな時は花を暖めてあげよう。簡単なのは両手で覆って暖めてあげる方法があるが、やってみると思ったより時間がかかる。そこで私が頻繁に用いるのはペットボトルを半分に切って萎んでいるフクジュソウに被せる方法だ。不思議な事に花は次第に開き一時間も待てば完全に開花するから驚きだ。フクジュソウの名前は“福告ぐ草”に由来する。旧暦の元旦にめでたい事を告げるという意味だが、更におめでたい長寿の“寿”に差し換えられて福寿草となった。これから野山はフクジュソウの花一面になるだろう。欲張りな私はフクジュソウの前に座り込んで今年こそ福をくれ!と祈るのだが身勝手な願いが叶った試しはない。

 

フクジュソウ(福寿草) 分布 北海道、本州、四国、九州

生息地 明るい田畑、野山、雑木林
花期 2〜4月 高さ 5〜15センチ

縁起物のお花だと言える。春に黄色い花はたくさん咲くのはきっと何か理由があると思う。一度、研究してみたいと思う。

 

 

 

 

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