読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

未来予報

おすすめの映画や自然、猫について綴っていきたいと思います。

カナヘビ

AD

f:id:waiwaicat:20161225124154j:plain

 樹々の隙間からこぼれる木漏れ日の中を歩いていると、カサカサと音がどこからか聞こえてくる。足を止め耳を済まし音のありかを探す。何も聞こえないし見えない。再び歩を進めるとまた聞こえる。音はすれども姿は見えない。音の正体は大抵カナヘビだ。まるで忍者のようなトカゲである。ヘビという冠が付くがトカゲの仲間である。何故この名が付いたか調べてみたが結局わからなかった。ヘビと付くのは確かに顔がヘビに似ているしウロコもヘビっぽいので理解できる。しかしカナはどうにもわからない。一説によると金物みたいに光沢があるからだとか、カナカナと鳴き声を発するからと聞いたが、ニホントカゲより光沢はないし、未だかつて鳴き声を聞いたこともない。このトカゲは日本全土に棲息し、とても鋭敏で臆病である。茶色の体色に黒い筋が一本通っている。体長120ミリくらい。主に小昆虫を補食している。私がこのトカゲが蛾を捕らえた瞬間を見た時は、えらく感動と驚嘆した。想像していた補食の仕方と随分違っていたからだ。獲物を見つけた時カメレオンのように舌を伸ばし補食するのだと思っていたが、このカナヘビは獲物である蛾に向かって突進するが如く大口を開けてかぶりついた。その野性的な光景はまさに恐竜の生き残りである。食事が終わったカナヘビを捕まえ手の平で観察した(実は結構簡単に捕まえることができる)目をパチクリさせてとても可愛い。小さな口で噛み付くが全然痛くない。可哀想だがしっぽを持って逆さにしてみた。案の定、カナヘビはバタバタともがきしっぽを切って再び森の中に落ちて逃げて行った。私はその小さな後ろ姿に哀愁を秋の到来を感じずにはいられなかった。

 

ニホンカナヘビ(日本金蛇)
分布 日本全土
体長 16 - 25cmくらい。
山野、公園等の至るところで見ることができる。

地上を徘徊している。樹木にも登る。昆虫等を捕食する。

春から秋まで出現。晩秋には冬眠に入る。

日本の固有種である。

 

広告を非表示にする

AD