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未来予報

おすすめの映画や自然、猫について綴っていきたいと思います。

ザクロ

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ザクロは山野や農園に行かなければ見られないと思っていた。何気なく街を歩いていた時、偶然空き地で見つけた。正直言って驚いた。高層ビル群に囲まれて背丈は2メートルくらいで、たわわに実っていたのである。正に鈴なりだ。都会の喧噪と自然的な構図に若干違和感を覚えた。直径、6cmくらいの果肉は真紅のルビーのように輝いて美しい。誰もいないことを良いことに、一つもいで食べてみた。歯を立てて果肉を割るとパチンという音がして酸味が口に広がる。その酸味は疲れた身体をうるおしてくれるには十分だ。名前の由来は「石榴」。ジャクロと言っていたのをセキリュウ、シャクリュウの訓読みが当て字になってザクロになったと言われている。ザクロはあまり日本人には馴染みの無い果実なのかもしれない。実際、毎年この果実を楽しみにしている人に会ったことがない。中国では種子の多さから子孫繁栄の果実として結婚式には欠かせない物であったり、またマホメットはザクロを食べると嫉妬や憎しみの心が消えると言っている。お釈迦様は鬼子母神が子供をさらって食べるのでザクロは人間の肉の味がすると言っている(まさかお釈迦様は人間の味がわかるとは、それはそれで恐ろしいことだ)ザクロの原産はイラン辺りでそれからシルクロードを経て中国に渡り、10世紀頃日本のもたらされたという。当時から日本ではあまり人気がなかったようだ。俳句にもほとんど登場しない。それはザクロの外皮がみじめというかちょっと薄汚れていているからであろう。人はみかけによらずという言葉があるが実際にザクロを食べてみると格別においしい。近年、米国産の10cm大の巨大なザクロが出回っている。ピカピカに表面は磨かれていてこれなら十分食欲をそそり、甘味も強い。いずれにしても栄養価が高い果実なので是非食してみたいものだ。

 

ザクロ(石榴、柘榴、若榴)
分布 市街地、田畑、山野
生息地 日本全土(帰化植物)
結実期 8〜10月
高さ 2〜5メートル

日本ではあまり人気がない果実だが、外国ではとても人気が高い。特にイラン、トルコ、古代ローマ、エジプトなどの文献に登場する。薬用としても利用されてきた。

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