未来予報

おすすめの映画や自然、猫について綴っていきたいと思います。

映画なんでもランキング お正月どっぷり涙を流したい映画5選

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紙屋悦子の青春

反戦、そして平和を愛する人、黒木和雄監督の遺作である。世の中に多くの戦争映画があるがこれほど素晴らしい作品はない。戦争映画、いや反戦映画としてこの映画は映画史に永遠と刻まれるだろう。劇中、一発の銃声も聞こえない。残虐なシーンも一切ない。淡々とした会話の中でコミカルな演出が悲しみを誘う。戦争ほど残酷で愚かな行為はないと伝わってくる。迫り来る敗北、懸命に生きる市井の人々。恋をして人生を謳歌したい若者たち。叶わぬ恋の行方を親友に託す特攻兵。これほど涙した映画はない。

 

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この映画は毎年観ることにしている。その度に新しい発見がある。発見とは私自身の成長のことだ。初めてこの映画を観たのは20代の時だった。「ふーん」という感想だった。それから結婚して30代の時に観た時は「胸が痛い」気持ちになった。そして40代では「…」もう嗚咽しか出なかった。エンディングのザンパノと一緒になって泣いた。この映画のタイトルが道であることから私の歩んできた道がどんなだったか考える。まっすぐだったのか曲がっていたのかそれとも一度寸断したのか、、、。しかしこれからも道は続く。どんなに険しい道になるかはわからないが、道を踏み外す行為はしてはいけないと肝に銘じている。ザンパノは最後にそれがわかったのだ。

 

道 [DVD]

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 ユリイカ

バスジャック事件をきっかけに訪れた家族の崩壊と再生を描いている。この映画は素晴らしい。私は日本の映画作品で一番好きだ。公開時、この映画の鑑賞料金は2500円であった。私は3回観た。それでもまだ観たりない。宮崎あおいが良い。劇中ではほとんどしゃべらないし笑わない。(ナレはある)それが最後の最後にしゃべる。熊本阿蘇の大観峰でだ。そして振り向く。その表情がたまらない。モノクロの画面がカラーに変わっていく。「あー、よかった、あおいちゃん頑張れー!」と絶叫したくなる。

 

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 友だちのうちはどこ?

2016年に亡くなったイランの映画監督アッバス・キアロスタミの代表作である。イランという国のイメージは欧米諸国の流す情報によって危険な国というのが流布されている中、この映画は発表され世界の知識人を驚愕させた。映画を観るとイランの人々は信仰心が熱く、伝統と重んじ清く逞ましく生きている様子が伺える。もちろん生活の中心はイスラム教にある。子どもには厳しい一面も見られるが年長者を敬い正直に生き抜く姿が如実に伝わる。映画は友だちのノートを間違えて持ち帰りその友だちの家を探すという単純なものである。砂利の小山のジグザク道、オリーブ林、そして大地震の傷跡の中でも一生懸命生きる人々の姿が胸を打つ。

 

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 遠い空の向こうに

炭鉱ものを扱った映画は多い。『わが谷は緑なりき』から『ブラス!』『リトルダンサー』日本では『フラガール』がある。どの映画も炭鉱の町で働く男の誇りと町が衰退していく様子で展開していく。そして炭鉱夫の息子は炭鉱夫になるという少年には重たい未来が見え隠れする。大筋の展開は自分の夢を持って諦めずに挑戦すれば願いは叶うというものだが、知っていても泣けてくるのだ。父との対立、手を貸してくれる人。この映画を観ていると本当に一生懸命やっていれば必ず人の心を動かし応援してくれるのだと気づかされる。

 

 

遠い空の向こうに [DVD]

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