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おすすめの映画や自然、猫について綴っていきたいと思います。

映画なんでもランキング お正月この映画で女を磨ける映画5選

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ブルージャスミン

ウディ・アレン監督作品。ケイト・ブランシェットを主演に迎えた傑作である。この物語は勝組負け組の人生について明暗もしくは天と地の落差を用いて描いている。かつては栄光のセレブ生活を送っていたが、ある出来事から転落していく。転落中も必死になってしがみつくが虚しくも落ちてゆく。落ちた先で再出発を試みるが結局は甘い汁、つまり金になる男を求めていく。そんな行動をとると誰からも見向きされず親族からも見捨てられる。最後は精神的に病むがやはりかつて栄華したセレブの生活を思いを寄せるばかりだ。努力をせずに何も得られない。人生は栄枯盛衰、ああ無常なのかな。

 

ブルージャスミン [DVD]

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ストレンジャー・ザン・パラダイス

この映画のタイトルを和訳して意味がわかる人はかなりの英語通だ。楽園より不審者、となる。うーん、中々深い意味がありそうだ。本作はアメリカの鬼才ジム・ジャームッシュが若き日に撮った渾身の映画だ。ニューヨーク大学を卒業して映画を撮りたかったが資金が足りずプロトタイプ作品として最初の数分を撮ってスポンサーを集めた。しかも当時はデジタル撮影のようにメモリーに記録をするのではない。フィルムに記録するから更に資金がかかる。お金のないジャームッシュはニューヨーク中のフィルムメーカーを訪ね余っているフィルム、つまり端尺を集めて冒頭の数分を作ったのだ。その努力が実ってカンヌ映画祭でグランプリを獲得する。映画の内容について補足するが、ハンガリーから従兄弟がニューヨークにやってくる。公開当時ハンガリーはまだソ連と歩調を合わせている。政治的、経済的、思想敵なことを考量するとジャームッシュの作家性の奥深さが理解できる。

 

ジム・ジャームッシュ / アーリー・コレクションDVD-BOX (初回限定生産)

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パリ、テキサス

冒頭から数分はまったくセリフがない。砂漠をひたすら薄汚れた男が歩いていく。浮浪者かそれとも精神異常者かわからない。セリフがなくても男の仕草、挙動で何かに導かれているのがあかる。空を見上げ鷹が目配せする方向に歩いて行ったりとか。男にはかつて家庭があった。しかし捨てた。それを再び取り戻そうとしている。幼い息子と失踪した妻を探しに再び荒野を目指す。場所はテキサスにあるパリ。妻との再会の場面は映画史に残る名シーンだ。声は聴こえるが触れることができない。エンディングのライクーダーのギターが哀愁を誘う。

 

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アモーレス・ペロス

今やアメリカ映画界を代表する映画監督になってしまったアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督のデビュー作品である。実は彼はメキシコ出身だ。こんなデビュー作を作ったらアメリカ映画界が放っておくわけないか。個人的にはメキシコで活躍して欲しい。さて、映画は3つの物語が犬と交通事故によって展開される構成で展開していく。時間軸をしっかり頭に入れておかないと付いていけない。兄嫁と駆け落ちする青年の恋、売れっ子モデルの不倫、ホームレスの殺し屋。どの物語も強い愛を感じるがうまく行かない予感が画面中に充満している。メキシコがいくら頑張ってもいつもアメリカ合衆国の威圧に屈する姿にダブって見える。しかし映像の美しさは圧巻だ。

 

アモーレス・ペロス ― スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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東京物語

小津安二郎監督は世界中の映画関係者に今も影響を与え続けている。日本映画界の巨匠と言えば黒澤明監督が真っ先に上がるが、実は小津安二郎を敬愛する監督の方が多いように感じる。アッバス・キアロスタミ、ヴィム・ベンダース、ジム・ジャームッシュ、アキ・カウリスマキ、マーティン・スコセッシ等。物語は息子、娘が住んでいる東京を訪ねて戻るという話。東京で住んでいる子どもたちは冷たく感じる。しかし義理の娘は健気で優しい。物語は淡々と進む。決して大声を出したりしない。演技も過剰ではない。そこが素晴らしい。父は最後の最後に涙を見せずに泣く。汽車の汽笛と時計の秒針も音がいつまでも心に残る。素晴らしい作品だ。

 

 

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