未来予報

おすすめの映画や自然、猫について綴っていきたいと思います。

『アイ・イン・ザ・スカイ』(2016年 アメリカ合州国)

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 戦争そのものに正義などない。きれいな戦争などない。この映画は現在、封切りされているから劇場へ足を運んだ方もいるだろう。どのように捉えたかは個人に任せるが、私はこの映画は英米の言い訳自慢にしか観えなかった。人を殺す言い訳を絶えず探してその責任逃れを延々2時間続けている。上空からドローンを使って爆弾を落とすか落とさないかを議論しているのだ。そして誰もが自分が良い人でありたいと願っている根性が気に入らない。最後の方でちょっとした救いの言葉に騙されそうになる。「恥ずべき作戦ね」と女性議員が涙で軍人に言う。私はふざけるなと思った。戦争自体が恥なのだ。大体の世界の戦争を誘発したのは誰なんだ?先進国の人間ではないのか?映画のトップカットに「戦争の最初の犠牲者は真実である」とクレジットが入る。とても綺麗な言葉だが、嘘臭いのだ。最大の犠牲者は女子どもだ。だったら多国間干渉するなよ、と言いたくなるのだ。結局、他国に干渉したことでどうしようもない、終息しない戦争がどれだけあるのか魂に刻んでほしい。シリア、イラク、リビア、ソマリア、リベリア、アフガニスタン、コソボ、スーダン、ハイ、パナマ、クレナダ、サルバドル、ニカラグアその他多数。これらの国では未だに混乱が続いている国が多くある。 

 

 

 

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