『暴力脱獄』(1968年 アメリカ合衆国)
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ポール・ニューマン演じるルークは映画史に残るタフガイかもしれない。言っておくが私はあまりアメリカ映画は好きではない。大体ハリウッド映画というジャンルはない。ハリウッドという地域で作られている映画の総称である。例えば日本でなら東京の築地で映画を撮られていたら“築地映画”と言わないだろう。それは日本映画だ。さて、逸脱したが、この映画は先に述べたように不屈の男の物語である。脱走モノの映画はたくさんある。『ショーシャンクの空に』は人気あるが、私は興味ない。頭を垂れ、迎合する生き様に共感できない。やっぱり『パピヨン』『アルカトラズからの脱走』『ミッドナイトエクスプレス』が好きだ。彼らはもう一度人生に挑戦しているからだ。この映画もまた闘っている。何度も打ちのめされる。その度に立ち上がる。仲間からも、そして看守の一部からも尊敬の念を持たれる。男には意地がある。一度決意したらやり抜くという決死の覚悟だ。念願叶って脱獄するが、結局は殺されてしまうところが良い。大体の脱獄モノは『ショーシャンクの空に』のようにハッピーエンドに終わるが、それでは人生を描けてないような気がするのだ。この映画のルークは死んだが、ルークが死んだことで仲間たちは、自らの人生を描けるようになったと思う。
ウイキペディアより引用
暴力脱獄
Cool Hand Luke
監督 スチュアート・ローゼンバーグ
脚本 ドン・ピアース
フランク・ピアソン
製作 ゴードン・キャロル
出演者 ポール・ニューマン
ジョージ・ケネディ
J・D・キャノン
音楽 ラロ・シフリン
撮影 コンラッド・L・ホール
編集 サム・オースティーン
配給 アメリカ合衆国 ワーナー・ブラザース=セヴン・アーツ
公開 アメリカ合衆国 1967年11月1日
日本 1968年8月24日
上映時間 126分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語