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未来予報

おすすめの映画や自然、猫について綴っていきたいと思います。

オオカマキリ

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虫の世界には多くのハンターがいる。ハチ、トンボ、クモ、アリ、そしてカマキリだ。とりわけカマキリは華麗なるハンターと言える。草木でじっと獲物が来るのを待ち続ける。時には何日も空腹を我慢し、訪れた一瞬のチャンスは決して逃さない。カマキリの武器は鋭いトゲが付いた前脚だ。名前の由来も前脚が農具の“鎌”に似ているから付いたと言われている。触ってみるとギザギザいしている。虫の大きさになって考えると本当に凶器だろう。しかし農具の鎌は主に切るために用いられるが、カマキリの鎌は獲物を捕らえ、収めるために使われる。観察すると一目瞭然だ。カマキリに近寄って来た蝶を見つけると目をぎらつかせて前脚をたたんで目だけを動かす。その他は一切動かさない。最短距離に来たら電光石化のごとく鎌を振り降ろす。前脚でしっかりと獲物を押さえ込む。ギザギザが突き刺さりもはや逃げられない。そして一心不乱に食べ始める。食後はグルーミングと言って鎌に付着した汚れを丹念に舐めて落とす。意外ときれい好きな虫だ。喰い溜めなどもっての他。満腹時は獲物が来ても全く興味を示さない。オオカマキリは今、恋の季節を迎えている。体長90ミリはあるメスを小さいオスが必死で追い掛けている。メスを見つけるとオスは気付かれないように静かに背後に回り時を待つ。見つかってしまったら自分の運命も終わる可能性が高いからだ。何故なら、繁殖期のメスはとても凶暴だ。動く物はエサとして何でも食べてしまう。オスもその対象である。しかしいざメスの背中に飛び乗って交尾を始めてもメスの前脚をしっかり固定しないと逆に食べられてしまう。その光景を見る度にオスに同情する(メスにとっては、これしきでやられてしまうオスの子孫などいらないとでも言っているのだろうか?)でもオスも意地を見せる。メスに食べられながらも交尾運動を続けるからだ。しかも交尾運動はより一層激しくなる。オスは食べられても子孫を残す事に成功したのだから満足なのだろうか?それは究極の愛の形なのだろうか?私はカマキリのこういった行動を目にする度に、改めては生物の“生”への情念を感じざるを得ない。

 

オオカマキリ(大蟷螂・大螳螂)

分布 日本全土。
生息地 平地から低山地。
繁殖期 8〜11月
大きさ 70〜90センチ

卵から孵化して成虫になるまであっと言う間である。孵化したころは本の3ミりくらいだったのが2ヶ月もすると30倍にもなる。あれだけ獰猛にエサを食べるのだから納得できるが、孵化したすべてが成虫になれるわけではないだろう(一つの卵塊に約200匹いると言われている)短期間であるがどれだけの修羅場をくぐり抜けてきたのかを空想する面白い。毎日が戦いであったのだろうが、、、。

 

 

 

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