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未来予報

おすすめの映画や自然、猫について綴っていきたいと思います。

映画なんでもランキング。トランプを知るための映画5選。(次期アメリカ大統領、トランプの記者会見を見て)

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 タッカー(1988年 アメリカ合衆国)

アメリカは自由の国だ。貧しい者でも努力すれば成功する。誰もがスターにもなれる。というはごく稀でそれほど自由ではない。自由を奪う自由がある。この映画は自動車会社を立ち上げた男たちの戦いを描いている。アメリカにはフォード、クライスラーそしてGMというビックスリーと呼ばれる自動車会社がある。彼らは新進気鋭で斬新な車を作り出そうとした若者たちを潰していく。と言っても映画ではその本性は明かされないようにしている。若者が「もし大企業が斬新な発想を持った個人を潰したなら、進歩の道を閉ざしたばかりか自由という理念を破壊することになる! こういう理不尽を許せば、いつか我々は世界のナンバーワンから落ち、敗戦国から工業製品を買うことになる」(ウィキペディアより引用)と言い放つ。これを思い出すとトランプの政策について考えてしまう。国内の雇用を増やすと言っているのは結構だ。でもいつかそのしっぺ返しが来る気がする。もう一つこれから挑戦しようとする若い芽だけは摘んで欲しくない。彼のい祖父母も移民であった、ベンチャーであったのだから。原題が素晴らしい。『Tucker: The Man and His Dream』

 

 

 

赤い河(1948年 アメリカ合衆国)

ジョン・ウエインと言えばジョン・フォード監督だが、私は敢えてハワード・ホークスのこの映画を上げる。映画はアメリカ開拓の時代、成功を求める荒くれ者の男たちの物語である。アメリカは広大だ。強い者が勝つ!まだ土地の所有権がはっきりしてない時代は正に力を誇示させることで土地を手に入れることができた。拳銃を腰にぶら下げて牛を追い、インディアンを殺していく。残酷だ。本当にこんな時代があったのだ。今ではインディアン側から捉えた映画は多いが当時はほとんどインディアンを悪者にしている。この映画ではジョン・ウエインは最初こそ人格者であるが少しずつおかしくなっていく。仲間からの信頼もなくなりそのうち自ら養子にした息子に見捨てられる。孤独になるが、そこはアメリカ映画、最後はそれなりにハッピーエンドを迎える。力が全てであるアメリカの国ではあるが、この映画は慈悲深い一面も見せてくれる。

 

 

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 プロミスト・ランド(2012年 アメリカ合衆国)

マット・デイモン主演の映画。石油産油国はどこかと尋ねると多くの人はサウジアラビアなどの中東諸国をあげるだろう。もちろん当たっている。しかし原油の埋蔵量においてはアメリカは負けていない。あれだけ広大な土地があるのだから相当量の原油が眠っている。その事実はあまり知られていない。そしてアメリカはシェールガスの分野では世界をリードしている。もちろん埋蔵量もすごいが採掘技術においては世界で一番だ。この映画はシェールガス開発における光と影を描いている。町自体が二分していく。巨大企業がありとあらゆる手法を用いて開発を押し通そうとする。勇気ある人が反対を唱えて戦う。結末はご覧になっていただきたい。この映画を観て、実はアメリカって国は本当に懐が深いとつくづく感じたのだ。もし日本でこのような映画を撮ろうと企画したなら瞬殺されるだろう。巨大企業を批判したり国を批判することは許されないのがこの日本だ。しかしアメリカの映画人たちはやってのける。それが素晴らしい。アメリカは悪い事も多いが良い事の多い不思議な国だ。

 

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 市民ケーン(1941年 アメリカ合衆国)

言わずと知れたオーソン・ウエルズの名作だ。アメリカ人が選ぶベスト映画の上位にランクインしている。かつて新聞王ハーストがいた。ピュリツアーと熾烈な新聞戦争を行った歴史的な人物だ。彼の人生を描いた作品である。巨万の富を得た者は孤独なのか?そして心の拠り所はどこに?主人公は金の力でなんでも手に入れた。しかしそれがなんだったのか、あの幼少の頃の無垢だった自分を懐古している。本当の幸せを手に入れたかわからない。幸せとはなんだったのか、自分の人生は豊穣だったのか、と苦悶する。最後の言葉「バラの蕾」それが全てを物語っている。これもアメリカを知るためにはとても良い作品だ。成功を目指すが、その果てはなにがあるのか。もちろんトランプは違う。彼は真面目だと思う。酒もタバコも女もやらない。過去の大統領とは違う。何よりも家族想いだ。そして仲間がいる。孤独だったハーストとトランプを対比しながら観ると面白い。

 

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 オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年 アメリカ合衆国)

ジム・ジャームッシュの作品。この映画はドラキュラの恋愛物語である(いや本当はもっと深い物語であるがネタバレになるので書かない)さてこの映画の何がアメリカがわかるかと言うと、舞台がデトロイトなのである。デトロイトと聞いてすぐにピンと来る人は中々のビジネスマンだ。この町は自動車産業でかつて栄華を誇った。しかし今や斜陽化している。夜のデトロイトを車で走る場面があるが真っ暗だ。もうゴーストタウンではないかと思う。ドラキュラは光が嫌いだ。よってこの暗い町を選んで住んでいる。ジャームッシュの思想は素晴らしい。アメリカ深淵に立っている。世の中は変わる。どんどん変わる。でも自分たちは変わらず永遠に生きていける、はずだった。しかし、時代は彼らに甘くない。かつて容易に手に入った彼らの糧である“食料”の調達に難儀する。どう生きていくか悩む。栄枯盛衰だ。アメリカの歴史はまだ200年足らず。もうすでに祇園精舎の鐘の声が響いているのかもしれない。ああ諸行無常なり。

 

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