『マンハッタン』(1979年 アメリカ合衆国)
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ウディ・アレンを好きな男はモテない君と呼ばれることがある。アレンはモテる。背も低い、頭も薄い、顔もそんなに良くないのにモテる。アレンには知性と教養がある。だから同じように背も低い、頭も薄い、顔もハンサムではない男にとって希望になるのだ。知性、教養をつければモテると信じている。私もそうだ。でもだ。中々アレンのような才能は手に入れることはできない。アレンの才能は誰にも真似できない。映画誕生から映画を作った芸術家は星の数ほどいる。でも監督、脚本、主演、時には製作までこなした映画人はたった三人しかいない。チャールズ・チャップリン、オーソン・ウエルズ、そしてアレンだ。真似しようとした作家はいるがここまで成功した人はいない。さて、この映画はとても芸術的だと言える。ロケ場所が美しいことで注目されるが、男女の複雑な関係性に芸術を感じる。別れた恋人とその彼氏や自分の今の恋人(未成年)との関係。恋を取っ替え引っ替えしようと奔走する人間の本質から、二兎を追うものは一兎も得ずまで、頭の中はぐるぐると回り続ける。人間というのは結局は自己中心的であるが、何かを失った時に本当の自分に会えることも表現している。ちなみに映画のタイトルの『マンハッタン』とポスターの橋がマンハッタンブリッジかと思ったが実はボロー・ビレッジだった。それは映画史に残る美しいショットだ。
ウイキペディアより引用
監督 ウディ・アレン
脚本 ウディ・アレン
マーシャル・ブリックマン
製作 チャールズ・H・ジョフィ
ジャック・ローリンズ
製作総指揮 ロバート・グリーンハット
出演者 ウディ・アレン
ダイアン・キートン
マリエル・ヘミングウェイ
メリル・ストリープ
音楽 ジョージ・ガーシュウィン
撮影 ゴードン・ウィリス
編集 スーザン・E・モース
製作会社 ジャック・ローリンズ&チャールズ・H・ジョフィ・プロダクションズ
配給 ユナイテッド・アーティスツ
ユナイト映画
公開 1979年4月25日
日本 1980年2月23日
上映時間 96分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 $39,946,780[1]