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未来予報

おすすめの映画や自然、猫について綴っていきたいと思います。

映画一日一観

『恋する惑星』(1994年 香港)

切なすぎる、胸が締め付けられキシキシ音を立てて小さくなっていく気がした。この映画を観たのは三十を迎える頃だった。いくつかの夢を持っていた。現実の厳しさに打ちのめされた。恋も恵まれなかった。若く純粋だった心に世の中の謎が解けてため息がこぼれ…

『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』(2009年 アメリカ合衆国)

かつてボン・ジョヴィ、ホワイトスネイク、スコーピオンズ、マイケル・シェンカー・グループなどと肩を並べたで伝説的なヘビメタルバンド。ガンズ・アンド・ローゼスやメタリカにも影響を与えた。しかし今や陽の目を見ることはない。メンバーは二人しかいな…

『白熱』(1949年 アメリカ合衆国)

この映画は本当に恐ろしい。主演のジェームス・キャグニーの賜物だ。素晴らしい演技をしている。あの不気味な微笑みが恐怖を更に加速させる。冷酷非道な強盗殺人者でマザコンである。信じるのは生みの親である母親のみ。母の言うことなら耳を傾ける。妻も友…

『僕を葬る』(2005年 フランス)

もし余命3ヶ月と宣告されたら人はどう生きるだろうか。死の到来を受容する瞬間はどんな心境になるのだろうか。私は幼い頃から死について考えることが多かった。私の育った家の近くに病院があり、私たちの遊び場の一つだった。悪ふざけして院内でかくれんぼ…

『天国の日々』(1978年 アメリカ合衆国)

とにかく美しい映画だ。始まりから終わりまで柔らかい光を浴びていたい。例え結末が残酷でも浴びていたい。展開する物語を追いかけるのを忘れてしまうくらい気持ちいい。映画を撮ったのはテレンス・マリックである。マリックは人工的な光を好まない。映画の…

『接吻』(2008年 日本)

この映画を観て小池栄子を好きになった映画ファンは多い。私もそうだ。殺人犯役の豊川悦司の演技も恐ろしい。が、小池栄子の狂気はそれを凌駕する。何かに取り憑かれたら人間とはここまで執着するのだろうか。それは信じた人への愛を貫くために必要なことな…

『運動靴と赤い金魚』(1999年 イラン)

この映画を観てイラン映画にハマった人も多いだろう。それを先陣したのはマフセン・マフマルバフでありアッバス・キアロスタミであることを忘れてはいけない。この映画を一言で言うとイスラム社会に生きる兄妹の美しい愛の物語と言える。ご存知の通りイスラ…

『映画に愛をこめて アメリカの夜』(1973年 フランス)

最初に低次元なことを書いてしまう。申し訳ない。実はこの映画を観て映画の撮影における謎解きができたのだ。映画の原題は『La Nuit américaine』英語では『Day for Night』となる。撮影技術やフィルムの感度が今ほど優れていない時代では明るい昼間に撮影し…

『若者のすべて』(1960年 イタリア、フランス)

イタリア映画界の巨匠ルキノ・ヴィスコンティー監督が描いた青春群像であり家族崩壊の物語である。都会に暮らす長男を頼って母親と残された四兄弟がミラノへ移住する。成功を夢見て、働き、学び、恋愛して懸命に生きて行く物語…。うまく進めば良いがそうはな…

『俺たちに明日はない』(1967年 アメリカ合州国)

世界恐慌時代のアメリカで起きた銀行強盗事件を映画化した作品。ボニー&クライドとして今でもアメリカではある種ヒーロー扱いされている。物語は出所したばかりのクライド(ウオーレン・ベイティー)が田舎で暇を持て余しているクライド(フェイ・ダナウエイ…

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