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ゲンノショウコ

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台風が幾つも通り過ぎた山に、紅葉前線が一気に南下して来た。気温が下がった野山は赤や黄色に色づき楽しそうに燃えている。野原のススキも優雅に揺れながら白い穂を風に飛ばしている。虫の声はすっかり小さくなり、変わって小鳥たちのさえずりが心を洗う季節になった。寒い季節の足音を感じながら野山を散策するとまだまだ色んな花々が咲いているのに気がつく。とりわけ元気に咲いているのがゲンノショウコ。この花は江戸時代からセンブリ、ドクダミとともに民間薬の代表的な花で日当たりの良い山野で普通に見ることが出来る。日本全土に分布しているが、一般に東日本側では白い花、西日本側では赤い花が咲くようだ。この中部地方では両方楽しむことが出来る。花の大きさは1、5センチ程で5弁の花が咲く。臭いは特にない。葉っぱには無数の毛がある。可憐な花と対比すると毛むくじゃらの美女を想像し苦笑してしまう。花が枯れると神輿の屋根のような形になることから地方によってはミコシグサという別名もある。私はこのゲンノショウコの生薬を試した事はないが確かに効果はあるらしい。整腸作用があり下痢止めに効く。飲用は至って簡単、根っこから茎、葉っぱを乾燥させてお湯で煎じて飲むだけ。薬効が即座に表れることから“太知末知久佐”(タチマチクサ)と呼ばれ、その後“現の証拠”という名前になったらしい。さて何でも挑戦する私だが何故か今までゲンノショウコの生薬だけは飲んだ事がない。理由は明確。花が少なくなっていくこの季節に花を摘んでしまうのは可哀想な気持ちになるからだ。

 

 ゲンノショウコ(現の証拠)

分布 日本全土。
生息地 陽当たりの良い山野、草原。
花期 7〜10月
高さ 20〜50センチ

中部地方では白と赤色と両方の色を楽しむことができる。夏は田んぼの畦で青い稲穂を背景に。また秋は刈り取ったイネの稲架かけを背景にととても良い絵になる。
またミコシグサと呼ばれる所以は種子を落とした後の様が神輿のように見えることから。

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