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サワガニ

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 サワガニを見つけると今は亡き母の事を思い出す。子供の頃、野山を駆け巡りウルシの葉っぱでかぶれた私の顔を見ては一緒にサワガニを捕まえに小川へ行った。

 母はサワガニを数匹捕まえガーゼで包み残酷だが石でつぶし、サワガニから出る体液を私のかぶれた顔や体に塗ってくれた。そのにおいは生臭く嫌いであったが不思議とかぶれは治った。まさに魔法の薬であった。それは母が先祖から伝え聞いた知恵だったのであろう。そして私たちはサワガニを篭一杯になるまで捕まえ家へ持ち帰り唐揚げにして食べた。香ばしく歯ごたえも良くとてもおいしかった。私の骨格が強いのは子供の頃サワガニを沢山食べたお陰かもしれない。

 さて、このカニは野山に流れる渓流などに多くいる。名の通り“沢”にいるカニである。冷たい水に入り、石をそっと持ち上げるとオレンジ色に動く物体に出会える。体長は50ミリくらいで、ハサミは片方だけが大きい固体に良く会う。主に小昆虫や小魚を食べている。一見使い勝手の悪そうに見えるハサミだが、器用に捕まえた獲物を切り取り口へと運ぶ。その様子がとても可愛い。口元からブクブクと小さな泡を出しながら食べている。

 こんなことわざがある。“蟹は甲に似せて穴を掘る”蟹は自分の体の大きさに合わせて穴を掘る。人間も自分の力量に見合った考え方や生き方をしているという意味だ。

 よく母は私に世の中に役立つ人間になりなさいと言っていた。果たして今の自分はどうだろうか?社会に貢献できる仕事をしているのだろうか?とサワガニを見つめながら考えてしまった。

 

藻類や小昆虫、小魚を食べる。またカエルやイノシシ、鳥類、イタチなどの捕食者に食べられるから栄養価も高く美味なのであろう。

 

サワガニ(沢蟹)
分布 本州。
生息地 きれいな小川、谷、渓流、林内
花期 7〜9月
大きさ 50〜70ミリ

カニの多くは自切りと言って捕獲されて危険な状態になると自分で脚を切り落とすそうだ。でも後から再び脚が生えてくるから心配ないらしい。このサワガニも片方の脚、つまりハサミが大きい個体が多い。おそらく危険な目に遭ったのだろう。それでいつも思うのだがその大きなハサミを使って上手にエサを食べている。扱いづらくないか?いや快適なのだろう。ちなみに指挟ませてみたら、小さいハサミよろ大きいハサミで挟まれた方が痛いような気がした。

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